先日、子供達と妻の英語のレッスンの帰りのバスで
いつものように大きな声で歌を歌っていると日本語で
声を掛けられた。
65歳前後と思われる格好からして旅行でこちらに
来ているおばちゃんだ。
子供達が日本の童謡を大きな声で歌っていたから
安心して声をかけてきたらしい。
時間は夕方7時を過ぎていたし、日本のおばちゃんが
1人で住宅街方面行きの路線バスに乗っていることに
まず驚いた。
これまでこの路線では日本人留学生をたまに見かける
程度だったからだ。
おそらく子供が留学かこっちで働いているのでそこに観光に
来たのかなって話を聞くとどうも違う。
毎年、日本の夏を避けて過ごしやすいこのバンクーバーに
3~4ヶ月滞在しているとのこと。
さらには滞在先もB&Bやホームステイと場所を変えながら
いろいろ訪れていると話された。
英語はほとんど分からないからさすがに日本人家族のところを
探してホームステイしているらしい。
「65歳以上は定期券が安いからね~」と言ってシニア用の
バスパスを見せてくれ「以前もボーエンアイランドまで行って
きたのよ~」と楽しそうに話してくれた。
1ヶ月ほど前に我が家も行ってきたが英語が分からないおばちゃんが
あそこまで行ってくるとは正直驚いた。
日本でシニア向けの海外生活番組を見たことがあったが、現実に
しかもおばちゃん一人で実行しているのに遭遇したのは
すごい偶然だ。
終点まで行くとの事なので、我が家がもよりのバス停で降りたとき
身を乗り出して見えなくなるまで窓から手を振っていてくれた。
歩いての帰り道、妻と2人で「すごいね~」とおばちゃんの話で
もちきりであった。
2人とも自分の母親のことを考えて、絶対出来ないよと話したのは
言うまでも無かった。
Wednesday, September 26, 2007
Subscribe to:
Post Comments (Atom)
No comments:
Post a Comment